仕上げ材はしっかり確認しないと思った出来にならないかも
更新日:住宅を建築する際には様々な材料を用いて家づくりが行われますが、仕上げ材について正しい知識を持っていなければ満足できる仕上がりにならない可能性があります。マイホームを建てる時には基礎などの下地の材料が重要だと言われることが多いですが、住宅の見た目にも関わってくる仕上げ材についても重視する必要があることを知っておくべきです。価格を重視するとデザイン性に満足できなかったり、デザイン性を重視すると耐久性が悪くて後悔したりする可能性があるので、用いる材料についてしっかり確認しておくことが大事だと言えます。
仕上げ材で失敗しないようにする為には、用いる予定の材料にどういった特徴があるか知っておくことが大切だと言えるでしょう。たとえば、屋根の場合は伝統的な瓦を選ぶこともできればガルバリウム鋼板やストレート系素材を選択することもできます。瓦は耐久性や耐候性が良いけれど構造に負担がかかるので耐震性能をアップさせにくいですし、ガルバリウム鋼板の場合は軽くて耐震性能を高めることができるけれど強度が弱いのでメンテナンスが多くなるでしょう。ストレート系の場合は非常に安い値段で用いることができますが、カビが発生しやすく2つの仕上げ材と比べてメンテナンス回数が多いという問題があります。このように、同じ屋根の仕上げ材であったとしても選ぶものによって特徴が大きく異なっているので、満足できる見た目や耐久性にする為にはしっかりと比較して選択することが大事です。
屋根以外にも外壁や内装の壁や天井、床などに仕上げ材が用いられることになるので、あらゆる場所で満足度が高い仕上がりになるかどうかの確認が必要だと言えます。ハウスメーカーの建築士などのスタッフと相談しながら用いる材料を決めていくことになるはずですが、イメージが難しいと感じた時にはサンプルを見せてもらうように頼むことが大切です。カタログの写真では色や質感が上手く伝わらないので、素敵に感じていても実際に完成した住宅は想像と違っていたという問題が起こることもあります。依頼すれば小さなサンプルを見せてもらえることが多いですし、場合によってはその素材を使用した住宅を見せてもらえる可能性もあると知っておきましょう。
理想的な見た目や性能のマイホームを手に入れたいと考えるのであれば、仕上げ材の確認をしっかりと行っておくことが大切だと言えます。完成してから後悔することを防ぐ為にも、建築士から詳しい話を聞いたり実際にサンプルを見せてもらったりすることを忘れないでください。